BtoB受発注システムを提供しているCO-NECT株式会社(東京都品川区、代表取締役:⽥⼝ 雄介)は、ロボット・IoTプロダクトを企画開発するユカイ工学株式会社(東京都新宿区、代表:青木 俊介)、LPWA(省電力長距離通信) (※1)の一種のLoRaWAN(※2)を使ったIoTプラットフォームを提供するセンスウェイ株式会社(東京都中央区、代表取締役社長:神保 雄三)と業務連携し、在庫量が規定量を下回った場合に、受発注システムから自動で発注できる自動発注サービス「CO-NECT自動発注」を提供いたします。
■業務連携の背景
商品を販売しているメーカー・卸売業をはじめ、飲食店や介護施設・医療施設など、モノを管理する必要がある企業にとって、在庫チェック・発注業務は日々工数をとられる業務の一つです。新型コロナウィルスの影響で各企業が経費削減、省人化を推進している今、「在庫量をチェックして仕入れ先に発注する」業務をIoTセンサと受発注システム、LPWA(省電力長距離通信)を活用することによって自動化し、企業の業務効率化を実現します。
■「CO-NECT自動発注」とは
BtoB受発注システム「CO-NECT(コネクト)」とは、FAXや電話といった従来のアナログな受発注業務を簡単にデジタルに置き換えられる受発注システムです。この度、ユカイ工学株式会社の重量センサ・静電センサ・Webカメラを用いたIoTシステムと連携し、在庫が規定量を下回った際に自動で発注できるサービスを提供します。
並びに、低消費電力で長距離の通信が可能なLoRaWAN IoTプラットフォームを提供するセンスウェイ株式会社とのプロダクト連携により、距離が離れた倉庫の在庫管理も可能となります。
■「CO-NECT自動発注」の特徴
日本初(※3)、重量センサのみならず静電センサ、Webカメラを使った在庫管理・自動発注が可能な自動発注システムです。これにより重量センサの耐荷量を超える商品の計測や、対象物の下に重量センサを取り付けることができないタンクなどでも計測が可能です。また、重量センサと静電センサ・Webカメラを組み合わせてより精度の高い計測も可能となります。
■「CO-NECT自動発注」で実現できること
■想定活用例
・飲食店:食材の在庫量を重量センサ、静電センサで管理し、規定量を下回った食材のみ自動発注。アルバイト一人分よりも安価なシステム利用料で閉店後の在庫チェック、発注業務を削減し人件費削減に貢献します。
・介護施設:介護用品の在庫量を重量センサ、Webカメラで管理し、規定量を下回った備品のみ自動発注。人手が足りない介護施設において職員の業務負担を削減します。
・商社、卸売業:欠品や在庫過多を防ぐと共に、受注情報、在庫情報、発注情報を全てCO-NECTに一元化することで、横断的な分析やヒューマンエラーの削減を実現します。
■今後の展望とセミナー開催について
まずは複数業種へのPoC(実証実験)を進め、年内のサービス提供開始を目指します。また、今回の発表に合わせてセミナーを開催します。「CO-NECT自動発注」サービスの詳細や、各社サービスの特徴などをご紹介します。
タイトル : IoTで実現するフルオートメーション発注
日程 : 2020年11月17日(火)15:00~16:30
形式 : オンラインセミナー
登壇者 : CO-NECT株式会社、ユカイ工学株式会社、センスウェイ株式会社
詳細・お申込み: https://media.conct.jp/event/automatic_ordering1117
(※1)LPWAとは「Low Power Wide Area」の略で、「低消費電力で長距離の通信」ができる無線通信技術の総称です。特性が「IoT/M2M」に非常に適しており、IoT、M2Mの通信に広く利用されています。
(※2)LoRaWANとは、LPWA(省電力長距離通信)の一種で、「LoRa Alliance(外部サイト)」が定めた「無線ネットワーク規格」の名称です。IoT向けのオープンソースの通信規格で、仕様は公開され、世界的に広く利用されています。省電力、ノイズに強い、長距離通信に特化していることが特徴として挙げられます。
(※3)当社調べ