■機能拡充の背景

BtoBのEC化率(電子化率)は33.5%前年比1.8ポイント増と堅調に成長していますが、EC化できない理由として「小数点2桁まで対応ができないから」という声が弊社顧客からも多くいただいておりました。

(出典：経済産業省「電子商取引実態調査」）
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/statistics/outlook/210730_new_hokokusho.pdf)

小数点2桁までの対応が必要な背景としては、
業務用に大量購入を前提に、ケースや箱での販売を安価にする事があり、
部品や包装資材などは、単価が小数点となっていることから、対応の必要性が多くあります。
比較的予算規模の大きな企業では、フルスクラッチ（※1）やパッケージ（※2）などのオーダーメイドに近いサービスを
カスタマイズして、オンプレミス（※3）で受発注のシステムを構築しています。

※1ゼロからシステムを個社の企業向けに構築
※2業務上ある程度必要な機能が用意されているソフトウェア
※3自社の環境でシステムを構築するシステム開発の方法

■これまでの課題と機能拡充のメリット

比較的予算規模の小さな企業ではオンプレミスでのシステム構築が難しく、
弊社提供の「CO-NECT」などのSaaSやASPといった安価で利用できるシステムの利用が選択肢です。
しかしながら、SaaSやASPは個社ごとにカスタマイズできない為、導入を検討したものの機能不足で結局導入できないというケースも多く、
日本の99.7%を占める中小企業のDXが進まない要因のひとつと考えています。

今回の機能拡充により、機能不足で受発注システムの導入を見送った多くの中小企業の皆様に喜んでいただけると考えております。

(出典：中小企業庁「最近の中小企業の景況について」）
https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/chousa/chushoKigyouZentai9wari.pdf)